旅のプラン、失敗例から学ぶ上手に組み立てる3つのポイント!

日本から長い飛行時間を経てはるばるやってきた異国の地。空港に着いただけでワクワクしちゃいますよね。せっかくお金と時間をかけて来たのだから充実した旅にしたい、誰もがそう思うことでしょう。しかし!ノープランすぎて無駄な時間をいっぱい過ごしてしまった、あるいは詰め込みすぎて慌ただしい旅になってしまい疲れただけだった…みたいな事態になったことありませんか?

私はあります!(堂々)旅の組み立て方というのは慣れてきても難しいものですね…初心者ならなおさらのことでしょう。そこで今回は色々な失敗を乗り越えてきた私による「上手な旅のプランの立て方」についてお届けしていきたいと思います!

旅のプラン、やってはいけない失敗例

まずは初心者の頃にやってしまいがちな、また私が実際にやってしまった失敗例はというと

  • ガイドブックのモデルルートをそのまま追行する
  • 遺跡→遺跡→遺跡、美術館→美術館など同ジャンルを一日に固める
  • 季節、曜日を考えずにプランを立てる

などがあります。
一つずつ何故失敗してしまうのかお伝えしていきましょう。

ガイドブックのモデルルートをそのまま追行する

これは恐らく多くの方が「ガイドブックに載ってるんだし理想的なプランじゃないの?」と思われるでしょう。はい、理想的です。とても理想的なプランです。が、あくまで「理想」です。理想を実現させるのは何事も難しいものですよね。旅もしかり。断言しましょう。ガイドブックと同じようなプランを素人の、何の後ろ盾もないイチ旅人がやっても大体うまくいきません!

旅にトラブルはつきもので、徒歩20分の距離でも迷ってしまって1時間かかってしまった、逆方向のバスに乗ってしまった、タクシーに乗ったら運転手に言語が通じず迷ってしまった…そんなことはザラにありますし(全て経験談です)、どうしてもモデルルートの通りに回りたい、考えるのがめんどくさい人はモデルルートから1、2箇所間引いたプランにすると比較的ゆとりを持って回れるかと思います。

遺跡→遺跡→遺跡、美術館→美術館など同ジャンルを一日に固める

これはツアー旅行などでよくあるパターンでしょうか。いくら遺跡が好き、絵画が好きだといってもよっぽどのオタクか専門の研究者などでなければ避けた方がいいです。ごはんで例えると「カツ丼、親子丼、たまご丼のセット」を頼んでるようなもの。最後の方になるにつれて印象が薄れ感動より疲労が優ってきます。せっかく遠路はるばるきたのに疲れて終わるのは勿体無いですよね。

一日の行程はバランスよく「一汁三菜」を意識して立てて見ましょう!「遺跡(主菜)→ランチ(副菜)→アクティビティ(汁物)」や「美術館(主菜)→カフェで休憩(副菜)→ショッピング(汁物)」などジャンルの違う行程を組み合わせることでメリハリが効いて充実した一日を過ごせます。

季節、曜日を考えずにプランを立てる

季節によって着ていく服はみんな熟慮するものだと思いますが、意外と忘れがちなのが日照時間。特にヨーロッパの冬は日照時間が短く、北欧は南の方でも真冬は4時間ほどしか日が出ません。一度友人に連れられてヘルシンキの世界遺産の島に行ったのですが、14時ごろに向かったものの真っ暗になって何も見えずに終わったことがあります。また、同じくヨーロッパで注意したいのはクリスマス時期。24、25日はほとんどの交通機関、お店、クリスマスマーケットまでお休みになりますので身動きが取れません。ヨーロッパでロマンチックなクリスマスを過ごしたい♪という夢は捨てましょう。行くならクリスマスの数日前が一番盛り上がっています。

東南アジアなど赤道付近では季節によって日照時間が変わるということはありませんが、乾期と雨期があるので目的に合わせて行く季節はよく考えましょう。

そして曜日。日本では美術館などは月曜日が休みのことが多いですが、海外では国によっては日曜が休みのとこも多いです。観光施設だけではなくショップもお休みするところが多いので必ずガイドブックやインターネットで調べてから計画を立てましょう。また、夏のバカンスシーズンは長期休暇するお店が多いので注意が必要です。

まとめ

これらの失敗例を踏まえ、上手な旅のプランを組み立てるポイントは

  • 理想的なプランから1、2ヶ所巡る場所を減らす
  • 「一汁三菜」を意識してメリハリのあるプランを組む
  • 旅先の日照時間、定休日、季節のイベントは必ずプランを組む前にチェックする

の3点です!これだけのことを念頭に置いて組み立てるだけで今までとはガラッと違う「満足度が上がる旅のプラン」になるかと思います。

最後に。これだけ綿密に立てても旅にトラブルはつきものなので、うまく回れなかった、充分満喫できなかったという事態ももちろんあるでしょう。ですがそういったトラブルもひとり旅の醍醐味なので、オトナの余裕と妥協をもって旅を楽しみましょう!

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