海外ひとり旅してみたいけれど行く勇気が出ない方へ、で「まずは飛行機のチケットを取ってしまおう」とお伝えしましたが、いざ取ろうと思っても、たくさん種類がありすぎてどれがいいのかわからない…と悩んでしまい結局挫折してしまうこともあるかもしれません。今までツアーやパック旅行で旅行会社が手配してくれていたものを自力で取るのはハードルが高いですよね。今回はそんな方々に向けて、上手な航空券の取り方をお伝えしたいと思います!
ピンとキリは避けたほうが無難
まず「トラベルこちゃん」などのサイトで海外航空券を検索すると、各旅行会社が販売している航空券が大量にヒットするかと思います。目的地は同じ空港のはずなのに値段も所要時間もピンからキリまであって、どれを選んだらいいか迷ってそれだけで疲れてしまいますよね。
まずはじめに「ピン」と「キリ」は避けましょう。
格安航空券を探しているのにわざわざ一番高い航空券を選ぶ人はまずいないと思いますので「最安値」について。
「一番安いんだからいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが最安値、特に異様に安い航空券のほとんどは乗り換え時間が尋常ではないくらい長かったり、燃油サーチャージが含まれていなかったり、サービスが酷かったり、制約が厳しかったり、と安いだけの理由があるので避けた方が無難です。
トランジット(乗継)時間を基準にする
次に、トラベルこちゃんはトランジットも含めた総移動時間が表示されるので、そこを見比べてみましょう。直行便かつ短時間で行けるに越したことはないですが、ヨーロッパや南米など長距離移動の場合、格安航空券は乗り換えが必要な便がほとんどです。
もし、日数が少なく目的地にできるだけ長く滞在したい場合は少々高くても総移動時間が短い航空券を取るようにしましょう。逆に、日数にゆとりがある場合、目的地以外も探索してみたい場合は逆にトランジットが長い便を選び、乗り継ぎ地の空港を一旦出て観光するのもフリーならではの醍醐味でおすすめです。ただ空港から市街地は離れていることが多いため、観光する場合、トランジットは8時間以上あったほうがゆとりを持って行動できると思います。それ以下だとかなりスピーディに観光することになってしまい疲れるだけになってしまうことが多いのでご注意を。5時間ぐらいのトランジットって何をするにも中途半端で退屈な時間を過ごしてしまう微妙な間隔なんですよねー…なのでそういった航空券は避けることをおすすめします。
逆にどれだけ早く目的地に着きたくても、乗り換え時間は2〜3時間以上はあったほうが好ましいです。空港によってはターミナルが離れているところも多いので1時間しか乗り換え時間がなかったりすると迷ったらもうアウトです。
また、南米など乗り換え必須な遠距離に行く場合も、トランジットが3時間ほどあると身体を伸ばして軽く運動したり、リラックスしたりできるのでエコノミー症候群の予防に繋がります。
以上の要点をまとめると、上手に航空券を取るポイントは
1.「ピン」と「キリ」を避ける
2.目的地に長く滞在したい場合は、高くても総移動時間の短さを優先する(ただしトランジットは2~3時間以上あるものを選ぶ)
3.目的地以外も観光してみたい場合は8時間以上トランジットがあるものを選ぶ
といったところでしょうか。
余談ですが、私は一度ドーハ乗継のヨーロッパ行きの便を取った時、帰りがトランジット8時間だったのですが、疲れていたこともありドーハ内の空港のカフェでずーっと絵を描いたりして過ごしました。時々ものすごいイケメンの石油王みたいな方がコーヒーを買いに来たりしていたので、石油王と結婚したい人はアラブ系の空港に長居するのもありかもしれません(笑)
ここまでお読みいただきありがとうございます!
次回は個人的おすすめの航空会社をお届けしたいと思います!それではまた。